2006年08月13日

企業とCSR

最近、CSR (”Corporate Social Responsibility”) という言葉をよく耳にします。

私の働いている会社でも、いつの間にか CSRを推進する為の組織が出来ており、いろいろ活動をしているようです。


私も、会社企画のボランティアで面白そうなものがあれば 参加したりしているのですが、、、

いろいろと疑問を感じます。


CSRとは 企業の本業を通じて社会の為になることをやる、反社会的なことはしない というようなものだと理解していました。

企業とは、@サービスを提供してお客さんからその対価を受け取り、Aその中から従業員や仕入先等に支払いを行い、B銀行等に借入金の金利を支払い、C残ったお金を再投資する or 投資家へ分配する というものだと考えています。

株主は企業に対し、上記のような活動を上手く行い、投資資金を増やしてもらうことを期待して、投資するわけです。

Sustainableに株主の投資資金を増やす為には、客、社会、取引先、従業員等 直接かかわるステークホルダーをハッピィにすることが不可欠です。

そのように、皆をハッピィにする行為(→ 本来の株主利益に直接的に利する行為)こそ、CSRの主目的であり、あるべき姿だと考えていたのです。


ですが、最近話題になっているCSRの多くは、私のイメージとは趣旨が少し違うような気がします。

企業が本業と直接関係の無いところで寄付を行ったり、本業とは全く関係の無いところで社員のボランティアを企画して運営費を会社が出したり。

結果として、その寄付の結果、企業のブランドイメージが上がり、収益増に貢献する、、 ということなんでしょうかね。

それならそれで CSRは株主価値の向上に役立っており、企業活動として納得できるのですが、なんだかしっくり来ません。 

(そんなものなのかも知れないのですが、従業員や社会が企業にそういう期待をしていること自体に納得出来ません。)



ドライな考え方をする私としては、寄付やボランティアは 企業主体ではなく、個人が主体で行うべきだと考えています。


企業へ投資されるお金の出所を考えると、機関投資家のお金にしろ、別の企業のお金にしろ、全てはその究極の出所は個人に帰着します。

各個人は、意識するしないに関わらず、貯金/株式投資/保険/年金等のポートフォリオ運用をしているわけですが、企業へ投資されている部分のお金に期待していることは、リターンだと思います。

ですので、企業は、直接 関係する人達を幸せにし、株主へのリターンを最大化することに専心するべきだと思うのです。


一方、企業の経済活動だけで世の中が上手くいかないのも事実です。

その部分は、企業が行うのではなく、各個人が自分の意思で ポートフォリオの一部を寄付したり、時間を使ってボランティアを行えば良いと考えています。 (私も、小額ではありますが 賛同出来るNPOに寄付したこともあります。)


とは言うものの、自分の納得して寄付をしたくなるようなNPOがどこなのか、また 自分の納得の行くボランティア活動が出来る機会はどこにあるのか、 そうした情報が少なく、個人ベースではなかなか動きづらいというのも事実です。

信頼できる 寄付情報/ボランティア情報 がインターネット上でAvailableになれば良いのになぁ、、と切に思います。

大々的にそういう情報サイトを運営してくれるIT企業なんて無いのでしょうか?

ニーズは結構あると思います。

 


posted by 熊一族 at 01:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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